サッカーをされている方で、股関節周辺、鼠径部、精巣のあたりが痛くなっという経験をされた方は、多いのではないでしょうか?
私も現在34歳ですが、頻繁にサッカーをしているため痛むことはあります。
この記事では当院の症例なども含めスポーツヘルニア、グロインペイン症候群について書いていきたいと思います。
整形外科へ行き、スポーツヘルニア、グロインペイン症候群と言われ当院に来院された方の中でも、症状は様々です。
①歩行時に足を上げると、股関節もしくは、精巣が痛む。
②身体を捻ると、股関節もしくは、精巣が痛む。
③開脚をすると、股関節もしくは、精巣が痛む。
④ボールを蹴る時に、後ろに足を引くと、股関節もしくは、精巣が痛む。
⑤立った姿勢で股関節を屈曲する(足を上げる)と、股関節もしくは、精巣が痛む。
⑥座った姿勢で股関節を屈曲する(足を上げる)と、股関節もしくは、精巣が痛む。
これらの症状について、解説していきたいと思います。
①歩行時に足を上げると、股関節もしくは、精巣が痛む。
これに関しては⑤⑥にも書く大腿四頭筋や大腰筋が大きくかかわっていると思われます。
②身体を捻ると、股関節もしくは、精巣が痛む。
こちらは内腹斜筋が関わっていると思われます。
捻って痛みが出るケースでは、内腹斜筋が関係していることが多く、このケースでは股関節が痛いというよりは、精巣に痛みを訴えることが多いです。
どういうことかというと、内腹斜筋と精巣挙筋がつながっているため、内腹斜筋に問題が出ると、精巣が痛みます。
男性ならお分かりいただけると思いますが、精巣をぶつけた際に下腹部が痛くなった経験をお持ちの方は多いと思います。
③開脚をすると、股関節もしくは、精巣が痛む。
これがサッカーにおいて一番多いように思われます。
こちらは内転筋の問題や、内転筋が付着する恥骨の問題、中殿筋が関わってくることが多いです。
サッカー以外の股関節痛の方でも、こちらは臨床上多いように感じます。
④ボールを蹴る時に、後ろに足を引くと、股関節もしくは、精巣が痛む。
こちらは大腰筋が関わっていると思われます。
ボールを蹴る時に大腰筋がうまく伸びなかったり、腰椎の伸展(腰を後ろに反る動き)がうまくできないと大腰筋に負荷がかかります。
スポーツにおいて大腰筋はすごく大事な筋肉で、様々な動きで必要になってくるため、大腰筋のトラブルにより股関節周辺の痛みを訴えられる方は多いです。
⑤立った姿勢で股関節を屈曲する(脚を上げる)と、股関節もしくは、精巣が痛む。
こちらは太ももの前の大腿四頭筋が関わってきます。
なかには、股関節の痛みと膝の痛みが同時に出ることもあり、その場合大腿四頭筋が原因になっていることが多いです。
④と同様、股関節を後ろに引いた際に痛みを出すこともありますし、こちらも腰椎の伸展がやりにくくなると負荷がかかり症状を出すことが多いです。
⑥座った姿勢で股関節を屈曲する(足を上げる)と、股関節もしくは、精巣が痛む。
こちらも④同様大腰筋が関わってきます。
股関節周辺が痛いときに座った状態から足を上げていたいのか、立った状態で足を上げると痛いのかを聞くことで、大腰筋が原因なのか大腿四頭筋が原因なのかを見極めます。
まとめ
①歩いた時に痛い時に関わるのが、大腿四頭筋、大腰筋。
②体を捻った時に痛むときは、内腹斜筋。
③足を開いた時に痛むのは内転筋。
④足を後ろに引いた時に痛むのは、大腿四頭筋や腰椎。
⑤立って脚を上げた時に痛むのは大腿四頭筋。
⑥座って脚を上げた時に痛むのは大腰筋。
身体は様々な部位と連動して動いています。上記に挙げた筋肉をストレッチなどでケアし治るようであればいいのですが、上記の事以外にも原因になることがあるので、専門家に診てもらってください。
当院ではスポーツヘルニアやグロインペイン症候群にはアクティベータ・メソッドという施術を行っています!
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