野球をやっている中学生、高校生にすごく多く、手術をした経験のある子も結構いらっしゃいます。
日本整形外科学会では、野球肘とは、繰り返しボールを投げることによって肘への負荷が過剰となることが原因とされ、
内側の痛みが多いですが、人によって外側が痛む場合もあります。(https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/baseball_elbow.html)
今までの経験では、肘に周辺に出ている問題を取り除けばとりあえずその場の痛みは軽減されますが、少し投げる機会が増えるとまた痛みが出てきてしまいます。
私も学生時代に野球をしており、投げるフォームの指導として、
「肘を高く上げなさい」
とよく言われます。
ただ、肘を痛めた子は、
「手を挙げて耳につけてみて(バンザイしてみて)」
というと、腕が耳につかなかったり、ギリギリつけれるがかなりしんどそうに手を挙げていたりします。
なので、投球時に肘を高く上げたくてもそもそもその位置に持っていくだけでしんどい状態になっています。
そんな状態で無理やり肘を上げて腕を振るとどうしても力んでしまったり、肘に変な負担のかかり方が起こってしまい、結果痛みが出てしまいます。
なので、野球肘といっても肘だけを見ていてもなかなか本当の改善はしてきません。
肩を上がりやすく、背中を反りやすくならないと肘の負担は軽減してこないのです。
そもそもフォーム指導というのはすごくリスクがあり、
痛めないため、パフォーマンスアップのためと思ってやっていることが逆に
体を痛め、パフォーマンスを下げる原因になったりもします。
肘が上がらないならなぜ上がらないのかまでちゃんと考えないといけません。
大人が子供をつぶさないように、怪我無くのびのびと運動ができるように注意しましょう。
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