38歳 野球 送球イップス(ファースト・キャッチャー)が治った過程

お困りの症状

送球(野球)障害

その悩みでどんなことが困っていますか?

野球がおもしろくない。

 

初回は方の動きが少し悪いところがあったためアクティベータ・メソッドにより神経系を活性化し、身体のバランスや機能を回復させるよう施術を行いました。

 

 

2回目の来院でどうだったかを聞くとあまり変化がなかったようで、再びアクティベータ・メソッドの検査をしても、異常がみられないため「」や「メンタル」の評価をするPCRT(心身条件反射療法)に移りました。

アクティベータ・メソッドは「神経系」の働きを改善する」治療になります。

 

 

本人に伺ったところ「ボールを握った感覚がおかしい」とのことだったので、頭の中でボールを握った状態をイメージして頂き、PCRTの検査で緊張が出るかを検査をしたところ、緊張パターンがみられました。

ボールを握ることに関して検査をしていくと、我慢しなければならないという感情が入っていたため、尋ねたところこの方は、中学2年生のころから3年生の試合に出ていてその先輩にボールを返球する際に、胸に投げ返さないと強い口調で怒られ、そのことに不満がありながら我慢をし続けて野球をし続けていたそうで、今でも野球で強い口調で言う方がいると身体が反応してしまうそうでした。

この当時の我慢していた感情を思い出してもらい治療することで、無意識にボールを握った際にこの我慢していた時の感情が働いても身体が緊張しないようになりました

 

 

3回目の来院は2回目の来院の日にキャッチボールをされたようで凄く調子が良かったそうですが次の日には、指先の引っ掛かりがでて、3日目には引っ掛からないように意識をすると抜けてしまう感じが出たとのことでした。

検査をすると前頭前野と小脳に機能低下がみられ、感情面では「息子に努力をして治す姿を見せたい」という感情と、キャッチャーをする際に「次のプレーを考えて配球をしないといけない」という感情が身体の緊張をつくっていると反応がでたので、上記を全て調整しました。

 

 

4回目の来院では「キャッチボールをすると力を抜いて投げられるような感じが出てきているが握る動作に少し違和感が出る」とのことでした。

検査をすると大脳基底核右の小脳に異常があり、感情面では「高校3年生の試合でホームゲッツーを選択すれば勝てた試合で、ホームゲッツーを選択できなくて試合に負けてしまった」という後悔が反応していたため、調整させて頂きました。

 

 

5回目の来院では、試合やキャッチボールをしていて、さらに感覚が良くなったとのことでした。(少しは抜ける感覚があったようでした)

 

 

6回目の来院ではだいぶましになっているが少しまだ症状がでるとのことでした。

キャッチボールはも症状が出ないが、投球動作のリズムが崩れると少し抜けてしまうとのことでした。

小脳と脳幹に検査をすると問題があり、自分の心の中の声が反応していました。心の中の声で「ステップを一つさぼった」という声が出ると症状が出るようだったので調整しました。

それとリリース時に少し引っ掛かる感じがあるとのことだったので検査をすると、「昔は自分が上手いと思えていたのに、今は自分の方が下手」という劣等感が反応していたため調整させていただきました。

 

 

7回目の来院ではほとんど症状がないようだったので、治療を終了し、数か月経った後に「今は症状が出ていません」と報告を頂きました。

 

まとめ

長年続いたイップスは過去の感情や、現在の感情入り混じって出ているケースが多々あります。

一般的にストレスが関わっていると言われていますが、人によって症状は様々です。

人は直ぐに線系思考に陥りやすいですが、人間は非線系なので、「イップスはメンタルが原因」、「イップスは大脳基底核が原因」、「イップスは体の使い方を改善すれば治る」など、1つの物が原因とは限りません。

これは痛みなどの症状も同じです。

様々なアプローチができるからこそ、当院では痛みやイップスの改善率がいいのではないかと思っています。

この症例では、神経、脳、メンタルの部分でアプローチを繰り返すことで良くなりましたが、中には神経の調整をするだけでも良くなることもあります。

 

 

しょう整骨院

ホームページ

大阪堺市北区長曽根町1467-1メディカルエイトワンビル1階

072-251-8118