褒めると叱る 

 

スポーツ現場にて最近はずっと言われている、

 

 

 

「褒めるのがいいのか、叱るのがいいのか」という問題があります。

 

 

 

 

・叱った後に成績が改善したから叱る方がいい

・褒めたら成績が悪くなった

 

 

 

という実際に起こった経験がコーチや監督、指導者にはあり、だったら叱る方がいいじゃないかという考えになっていたりもします。

 

 

 

なぜこのようなことが起こるのか、一度冷静に考えてみてください。。。

 

 

 

1つの原因になっていることを説明します。

 

 

 

ここでは、原点回帰という考え方があります。

 

 

 

どういうことかというと、

 

 

 

ある子が10の実力があったとして、何かの理由で失敗をしたときに7ぐらいのパフォーマンスしか出なかったとします。

 

 

 

このときに、コーチから「しっかりやれ!」と叱られます。

 

 

 

 

その子自体は一生懸命なのにです。

 

 

 

 

次に運動をした時に元々持っている10のパフォーマンスに戻ったのを見て、「やっぱり叱るとパフォーマンスが上がるんだ!!」となります。

 

 

 

 

この経験が、「指導するときは厳しく、叱ることが正しいんだ!!」となるのです。

 

 

 

 

じゃあ逆を考えていきます。

 

 

 

 

先程と同じで、10の実力がある子がいます。

 

 

 

その日はすごく調子が良く、天候や環境などの外部条件にも恵まれ、13ぐらいのパフォーマンスを発揮できたとします。

 

 

 

この時はコーチから、「よくやった!すごいじゃないか!!」と褒められます。

 

 

 

次の日に同じ運動をした時に元々持っている10のパフォーマンスに戻ったのを見て、

「なんであの時のようにできないんだ!やっぱり褒めるとよくないじゃないか!!」となります。

 

 

 

この経験が、「褒めると気が抜けてパフォーマンスが下がるんだ」となるのです。

 

 

 

 

明らかにやる気がみられないという事もあるかもしれませんが、大体の場合はみんな失敗をしようと思っておらず、一生懸命やった結果が良くなかったというだけなのです。

 

 

 

パフォーマンスが

 

 

7→10に戻るのか、

13→10に戻るのか

 

 

という、元々に戻る(原点回帰)という事がどの方向から起こるかによって、周りからの見え方が全然違います。

 

 

 

この上の例でみると、「叱る」の一択になってしまいますね。。。

 

 

 

かわいそう。。。

 

 

 

もしかしてこれのせいで暴力系もなくならないのかなと思っています。

 

 

 

 

アメリカの一部の学校では、体育授業で全員の心拍数をはかりながら行っており、今までは持久走でも遅くて全然やる気がみられないと思っていた生徒が本当は誰よりも心拍数が高くなっており、だれよりも頑張って走ろうとしていたことが分かったという例もあります。

 

 

 

頑張っているのに評価されなければそりゃ運動も嫌いで、将来的に運動をしようなんて思わなくなりますよね。

 

 

 

なので、その学校では、持久走でもタイムを計るのではなく、心拍数を測りながら運動をすることによって、一人一人の体力にあったレベルの目標に向かって運動を取り組むようにしているのです。(参照

 

 

 

スポーツだけでなく、間違った情報で無く、正しい情報を選択することがすごく大切です。

 

 

 

歪んでいるから痛いというのも典型的な例です。

 

 

 

歪んでいても痛くない人は痛くないです。

 

 

正しい情報を選択することは難しいことですが、今までのあたりまえを一度疑い、本当に正しいのか考えてみましょう。

 

 

 

 

しょう整骨院

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