痛みの訴えで来院される患者さんの中で多いのが、腰、肩、首、そして膝の痛みです。
膝の痛みといっても様々で、どこが痛いのかを示してもらった時の位置がすごく重要になるのですが、その中でも、お皿の少し下、しかも少し内側の症状について書きます。
お皿から5センチぐらい下に行き、その内側、実際に触ってもらうと分かりやすいですが、そこに関節はなく、完全に骨の上です。
要するにこれは、膝の痛みと表現しますが、膝関節の痛みではありません。
ここを解剖学的に見ていくと。。。
鵞足といって、この場所に3つの筋肉が集まってくる部分があります。
この筋肉の付着部で炎症が起こると鵞足炎といい、痛みが出てきてしまいます。
「膝に注射打ってもらったんですけどなかなか改善しないんです。。。」
といって痛いところを指さしてもらうと、結構この場所を教えてくれるパターンもあります。
そりゃ関節じゃないんだから関節に注射しても関係ないですよね。。。
じゃあ、この問題をどう改善していくのか。。。
多くの場合は
・冷やす ・マッサージする ・血流改善のため温める
がよくある基本パターンですね。。。
冷やしたいのか温めたいのかどっちやねん!!ってなります。
ほかは大体膝の動きをよくしたり、筋肉をストレッチしたりをされるのですが、なぜか骨盤の機能異常について言及するところがあまりありません。
鵞足の3つの筋肉全てが始まりの付着が骨盤なのにです。
なぜなのでしょう?裏社会とつながっているのでしょうか?
いえ、そもそも機能異常や機能低下という概念がないのでしょう。。。
中には、膝を触らなくても骨盤、腰椎の問題がなくなればすんなり痛みがなくなる方が多数いらっしゃいます。
体の動きを見てもよく言われるのが
「ニーイン、トゥーアウト(knee in – toe out)」
説明すると、しゃがんだり膝を曲げていく動作をしたときに
「膝が内に入り、足が外にある状態」
です。
ちなみに、施術を行う先生の中で、このワードが大好きな先生が沢山いてます。
たくさんです。
カッコいい横文字を使いたいのでしょう!!
~knee in toe out~
みたいに。。。
膝内足外だと膝の内側に負荷がかかるので確かに良くないのですが、それを無理やりなやり方で直していっても他を痛める可能性もあります。
無理やりではなく、自然にそれができるようにしないといけません。
根性論の時代は終わりにしましょう!!
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