当院では、深呼吸や、鼻から呼吸をすることをしつこくいう事があります。
鼻呼吸をいうと、
「私は出来てるから大丈夫!」
とおっしゃられる方もいらっしゃいますが、まぁほとんどの方はうまくいっていません。
なぜ、そこまで呼吸を大切にしているのかをマニアックに書きます。
そもそも人の身体は、食べたものなどを身体の中でそのまま使えるのではなく、身体の中でエネルギーとして使える状態まで変換しないといけません。
そこで出てくるのはATP(アデノシン三リン酸)
このATPが身体にたくさん無いと身体はエネルギー不足の状態となります。
このATPが少ない状態だと、神経や細胞が適切な状態に保つことができなくなり、身体を不調、特に痛みと痺れ、こり感などが出やすくなってしまいます。
このような状態の方に施術をしても、なかなかうまくいかない時があります。
なぜかというと、施術の刺激をいれる事自体が身体のエネルギーを使うことになり、元々少ないエネルギーを更に消費してしまいます。
なので、施術後にだるくなってきたり、数日間だるかったり。
あらゆる施術ではこれを
「好転反応だからだいじょうぶですよ。これから良くなるサインですから!」
と説明されますが。。。
全然大丈夫じゃありません。むしろ危険信号です。身体にとってはすごくストレスがかかっています。
なのでまずこのような方には、施術を受け入れられる身体を作らないといけません
。
じゃあそのために何をすればいいのか?
その答えが呼吸(深呼吸)です。更にいうと酸素と水分補給です。
ATPというのは細胞の中のミトコンドリアという部分で作られるのですが、ここでATPを作る過程で大量に使われるのが酸素と水です。
ちなみに身体には約60兆個の細胞がありますが、ミトコンドリアは細胞の中に約300個存在すると言われています。
単純計算で60兆×300個=1京8000兆個
身体にミトコンドリアは18000000000000000個あるのです。
身体がどれだけミトコンドリアの機能を求めているのかわかりますね。
そのミトコンドリアの機能を発揮するために必要な酸素が少ない状態になると、身体のエネルギーが一気に作られなくなります。
例えば100%機能させたいところが呼吸が上手くいっていないせいで70%しか機能できなくなると、単純に必要なエネルギーの30%も少なくなってしまいます。
これだけでも日常生活ですごい疲れやすそうですよね。
なので、しつこく呼吸改善を伝えています。
普段鼻呼吸をしていても、
・イス(ソファ)に長時間座っている
・屈んで作業をした(草むしりなど)
だと、呼吸自体すごく浅くなります。
・会話することが多い
・口が開いている
というのも呼吸が浅くなる原因です。
自分ではできていると思ってもほとんどの方はうまくいっていないので、疲れやすい、痛みやしびれが続くという方は一度呼吸を改善させてみてください。
それでも身体の不調が残る方は一度ご相談ください。
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