送球イップス症例報告(12歳キャッチャー)

先日13歳キャッチャーの男の子から、ピッチャーに返球するときに身体が固まり返球できないということで施術の依頼がありました。

 

イップスはゴルフや野球に多く見られ、楽器イップスなどもあります。

 

この子は1か月前よりイップスが出始めたと、症状が出てから早めに来ていただいたため、2回で改善されました。

 

当院で検査していくと、投球動作には問題はなく条件反射で特定のピッチャー2人に身体が緊張反応を示し投球動作が上手くいかなくなっていました。

 

特定のピッチャー2人は、苦手な先輩などではなく仲のいい同級でした。

 

心身条件反射療法で検査をしたところ、「警戒心」というワードに反応したため、「ピッチャーに返球する際に気を付けていることはないか」と尋ねたところ、「腰から上に返球するように気を付けている」という答えが出ました。

 

その特定のピッチャー2人に腰から下に投げてしまい気を付けないといけないと思っている自分がいることも自覚出来ていた為、その「警戒心」という気持ちが出でも身体に反応しないように調整しました。

 

10日程経ち2回目の来院で、症状を尋ねたところ、一番悪い状態が10だとしたら、3ぐらいまで良くなっているとの返答がありました。

 

再び心身条件反射療法で検査をしたところ、再び「警戒心」が反応したため、前回より深く返球する際の「警戒心」に尋ねたところ、以前に試合でピッチャーが、あまい球を投げて打たれて負けたことがあり、その試合でこのキャッチャーの選手がピッチャーの下半身に返球をしてしまい、その結果ピッチャーが疲労し、甘い球を投げその試合に負けてしまったと自省しているということが分かりました。

 

なのでこの深く掘り下げた「警戒心」に対してPCRT(心身条件反射療法)で調整をしたところ、「警戒心」に対する反応は陰性に変わりました。

 

知り合いのキャッチャー経験者によると、キャッチャーはピッチャーの体力を無くさない為にかなり気を遣い返球をするようで、それはどのポジションでも同じらしく、牽制球を受けた他の内野手たちも、キャッチャー同様にピッチャーへの返球をするのに気を遣うようでした。

 

イップスは治りにくいと言われていますが、潜在意識に問いかけ無意識の心の緊張をとってあげることで身体の緊張もなくなります。

 

他にも、卓球のサーブイップス、ゴルフのパターイップスの方などイップスの方が多く来院されています。

 

また症例を更新して言いたいと思います。

 

この記事がお役に立てれば幸いです。

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