痛みについて世の中には沢山誤解があるのでそのうちの一つである、歪んでるから痛い説を否定していきます。
そもそも歪みはどんな方でも存在します。
鏡に映った顔を見てみてください。
顔に歪みはたくさんあると思います。
左右の目の大きさ、口角の上がり方、頭の形など左右非対称が普通です。
顔が歪んでいるからと言って、顔に痛みがありますか?
顔が痛いと言っている人の顔を診た時に歪みはあると思います。
顔に痛みがない人の顔を診た時にも歪みはあると思います。
これを腰に置きかえます。
腰が痛いと言っている人の腰を診た時に歪みはあると思います。
腰に痛みがない人の腰を診た時にも歪みはあると思います。
腰が痛くない人の腰を検査した結果、ヘルニアがある方はたくさんいます。
なのでヘルニアと腰痛の関係性も否定できます。
人間はシンメトリー効果といって、左右対称の物を美しいと捉える習性があります。
歪みは目で見て評価できるので、歪みは目安にしやすいのです。
そのことから歪み=痛みという考えや、機械論で考えてしまうことで、この考えが浸透したと思われます。
機械論→あらゆる現象を機械の運動になぞらえ、因果法則によって解明しようとする説。一七世紀の科学革命を通じて広く流布した世界観。目的に向かっての現象の生成・完成を認めない点で目的論に、また、生命特有の現象を認めない点で生気論に対立する。
weblio参照
ただ当院ではプロからアマチュアのスポーツ選手を診ていく中で、身体の非対称性が運動機能の低下をおこしていることがしばしばあります。
その状態でオーバーユース(つかいすぎること、酷使すること)になると、痛みは出やすくなります。
そういった点では歪みは、一つの目安にはなるので、歪みも一つの指標とはしていますが、それほど重要視はしていません。
治療をして、ある程度歪みがよくなり、歪みがまだあったとしても、運動機能がしっかりと出来ていればそれが正常です。
歪みが痛みの原因だと信じ切っている方からすれば、受け入れ難いかもしれませんが事実です。
以上が今回の記事になります。
御清覧ありがとうございました。
しょう整骨院
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