先日、荷物を持った時に腰を痛め、他の整骨院?でマッサージを受けた後に腰の痛みが更に強くなったと来院された方がこられました。
イスから立ち上がったり、歩くのもかなり痛みが強く、ゆっくりとしか動きがとれていませんでした。
まず、どこを痛めているのかを検査したところ、骨盤にある関節、仙腸関節を痛めている状態です。
仙腸関節は、数ミリしか動かないと言われるのですが、ここの関節の動きが過剰になりすぎて痛みがでていました。
日本仙腸関節研究会というところが詳しく説明を出してくれているので参照にしてみてください。
なので、僕が手で関節を支えた状態で身体を動かしてみると、身体を動かしたときの痛みが激減しました。
なのですが、ここで注意しないといけないことがあります。
身体の動きを良くしようとして施術でこの関節の動きをよりよくしてしまうと、関節が動きすぎて痛みを出している部分が更に動き出すので、痛みは更に強くなってしまいます。
マッサージをして悪化するのも同じ理由で、関節が動かないように周りの筋肉は硬くなり、身体を守ってくれているのに、その防御反応をマッサージで無くしてしまうので、関節に負荷がかかって悪化してしまうのです。
この筋肉の働きを、マッスルガードと言います。
医学的には腹膜の炎症時に見られるとされるのですが、
捻挫などの外傷などでも起こってきます。
なので、筋肉が硬く張っているからと言ってすべて取り除いていいわけではありません。
身体にとって必要な筋肉の緊張を見極めないと、せっかく施術をしたのに症状が悪化するという事が起きてきてしまいます。
この方も、必要な筋肉の緊張は残しつつ、必要のない筋肉の緊張をとっていくと、
全てではないですが、症状がしっかりと軽減してくれました。
ぎっくり腰と言っても痛みの原因は様々です。
整骨院や病院などで、
「原因は何ですか?」
と聞いて、
「ぎっくり腰ですね」
というのは原因の説明になっていません。
しっかりと原因を検査してくれるところを探しましょう。
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